上村川支流合川

矢作川上流の岐阜県矢作川漁協管内最上流の支流になります。『合川』とはその名の通り岐阜県と長野県の境にある川で左岸側が長野県、右岸側が岐阜県になりますが現在は岐阜県上矢作漁協が中心になり管理しています。しかしながら放流は合川ダムまででそれより上流はアマゴの放流はされていないので天然アマゴになります。
ただし、飯田洞川の源流から合川の源流にイワナが放流されておりイワナは養殖物と天然物の混生になっています。
花崗岩質の地質のため砂が多い渓ですが水質は抜群によく釣れるアマゴやイワナの美しさは格別です。


悪沢出合いより上流の渓相


大岩、岩盤が多い素晴らしい渓流です

県境の阿岳の西側を水源とし、原生林の暗がりの中を流れるので水温が低く4月までは渓魚にサビも残り5月以降の釣り場です。
下流から落差のある大石、大岩、岩盤が点在する素晴らしい渓谷で2000年豪雨の爪痕もほぼ回復し淵も戻ってきました。
水質が良く透明度も抜群な川なので川に近づかないように攻めることが寛容です。
雨後の笹濁り時は釣果も倍増しますが天然アマゴ、天然イワナ中心の渓なのでキャッチ&リリースを心がけて『釣り』を楽しんでいただきたいと思います。

また、川虫が少ない川なので他の川で川虫を採取して入渓されたほうがいいでしょう。
雨後の濁り時を除いてミミズなどでは釣果は多くは期待できません。

サオは6mでも十分振れます


幅広の天然アマゴも生息しています


ヌメリの強い美しい天然アマゴ


合川支流悪沢出合い


支流悪沢は小滝の多い渓です


悪沢のイワナは100%天然イワナです

途中の支流悪沢はチョウチン釣りを強いられる小谷です。
天然イワナのみの谷で最近はめっきり魚影も薄くなっています。
キャッチ&リリースを心がけていただきたいと思います。
合川本流を源流域まで釣り上がるには丸一日掛かります。上流は山岳渓流並になり危険箇所もありますので単独釣行は避けるようにしましょう。
また恵那山山系は天候が急変することが多く雨模様や雨が予想される時は土砂災害の危険性が非常に増しますので入渓しないほうがいいでしょう。
過去に無理に入渓して災害に見舞われた釣り人も見えます。
捜索が困難な地形でもありますのでご注意ください。



魚が大きくならないのはエサが少ないためでしょう

上流までアマゴとイワナの混生です

どこまで上がっても素晴らしい渓相です